SNS広告代理店に依頼して広告を出した後は、PDCAを回して広告効果を上げていく必要があります。その際の指標になるのが、代理店からのレポート(報告書)です。レポートはどんな内容で、どんなことが求められているのか。アカウントの開示が必要性と共に解説します。
SNS広告を改善し続けるために大事なのが、代理店からのレポートです。SNS広告代理店を選ぶ際は、レポートを定期的に出してくれるのかを必ず確認する必要があります。予算超過がないか随時確認する必要もあり、レポートのない代理店など論外です。
SNS広告の運用は流れが速いのが特徴で、PDCAサイクルを回す速さも重視されます。PDCAを回すサイクルが多くなるのに比例して、レポートの頻度も上がらなければ困ります。
どの程度の頻度が適切なのかは、広告の運用方法次第です。月次のレポートでも対応可能でしょうか。週次にすべきか、あるいはもっと頻度を上げたほうがいいでしょうか。代理店とよく協議しておきましょう。
レポートは頻度だけでなく、内容がもちろん大事です。
広告の表示回数やクリック数に関する指標があるのは当然ですが、それだけのレポートでは困ります。PDCAサイクルの中でどんな施策を実行したのか、その結果がどの指標に反映されているのか、そしてなぜそうなったのか。こうした分析と、分析を踏まえた改善提案が必要です。また、その後のPDCAサイクルに有効な分析や提案であることも非常に重要なポイントです。
この分析・提案を生かすためにも、SNS広告を運用する際には、まず KPI(重要業績評価指標)を定めておく必要があります。KPIに対する進捗状況の確認や、広告の効果を検証することがレポートのキーポイントとなるからです。
SNS広告代理店によってレポートの形式は違いますが、概ね下記の項目で構成されているのが一般的です。
表示回数は、広告の掲載回数を示す「インプレッション(IMP)」や、閲覧ユーザー数を示す「リーチ」で示されます。クリック回数の指標となるのは、広告やリンクへの「クリック数(CT)」や、閲覧者数のうちクリックした人の割合を示す「クリック率(CTR)」です。
成果は、申し込みや購入に至った数を示す「コンバージョン数(CV)」や、クリック数のうちコンバージョンに至った割合を示す「コンバージョン率(CVR)」で見ます。コストの指標には、1クリックあたりのコストを示す「クリック単価(CPC)」や、1コンバージョン毎のコスト「コンバージョン単価(CPA)」などが使われます。
さらに、こうした指標となった要因を分析して課題を提示し、改善させるための施策を提案してもらいます。
広告を運用しているアカウントのIDやパスワードを開示しないSNS広告代理店もあります。ノウハウを流出させないことが目的です。
アカウントを開示していないからといって、必ずしも悪い代理店とは言えません。しかし、開示が必要だと考える場合は、アカウント開示を明示している代理店を選びましょう。
また開示していない代理店に対しては、定期的に詳細なレポートを提出することを条件にすることが欠かせません。
SNS広告を運用する際は、レポートを定期的に出してくれる代理店を選びます。PDCAサイクルを回して広告の効果を上げるには、レポートの頻度が高く、しっかり分析・提案をしてくれる代理店を選びます。
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セミナー申込者数は3倍に増加
結果を出すため、クリエイティブテストを月平均100回以上実施。高速でPDCAを回し、コンバージョン率の向上を追求し続けてくれる。
ベビーフードメーカー、飲料メーカー、健康食品メーカーなど
新商品(菓子)をTikTokクリエイターを活用し、約5,200,000インプレッションを獲得
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【選定条件】
2024年3月29日にGoogleで「SNS広告代理店」「SNS広告運用」とそれぞれ100位まで検索。公式サイトが確認できたSNS広告代理店92社の中から、対応SNSが5種類以上あり、クリエイティブ制作にも対応する22社のうち、効果実績(事例)が定量的に記載されている代理店を特徴別に紹介。